長期インターンの選考で求められる自己PRは、就活のそれとは少し異なります。完璧なストーリーよりも、「この人と一緒に働きたい」と思わせる具体性が大事です。ここでは職種別に、すぐに使えるテンプレートと例文を紹介します。
自己PRの基本構成(3ステップ)
- 強みの宣言(1文):「私の強みは〇〇です。」
- 根拠となるエピソード(3〜5文):STAR法で具体的に
- インターンでの活かし方(1〜2文):この強みをどう活かすか
マーケティング職の自己PR例文
(300字)
「私の強みは、データから仮説を立てて行動に落とし込む力です。大学の学園祭で広報責任者を務めた際、過去3年分のSNS投稿データを分析し、エンゲージメント率が高い投稿の共通点を抽出しました。その結果、短尺動画を中心とした戦略に切り替え、公式Instagramのフォロワーを2ヶ月で800人から2,200人に増やしました。来場者アンケートでは『SNSで知った』という回答が前年比3倍に増加。この分析力と実行力を、御社のマーケティング業務で活かしたいと考えています。」
営業職の自己PR例文
(300字)
「私の強みは、相手のニーズを引き出す傾聴力です。カフェのアルバイトで接客を担当する中、常連客の好みを覚えてメニューを提案する習慣を続けた結果、店舗のリピート率が15%向上しました。ある常連の方から『ここに来ると自分のことをわかってくれている安心感がある』と言っていただいた時、相手に寄り添うことの価値を実感しました。この傾聴力を、御社の法人営業で顧客の課題を深く理解し、最適な提案をすることに活かしたいです。」
エンジニア職の自己PR例文
(300字)
「私の強みは、未知の技術を短期間で習得する力です。大学1年の夏にPythonを独学で始め、3ヶ月後にはWebスクレイピングツールを開発。その後ReactとTypeScriptに挑戦し、半年で個人開発のWebアプリ(タスク管理ツール)をリリースしました。GitHubで公開しており、スター数は30を超えています。技術選定の際は公式ドキュメントを読み込むことを徹底しており、新しいフレームワークにも2週間で対応できます。この学習速度と実装力を、御社のプロダクト開発に活かしたいです。」
ライター職の自己PR例文
(300字)
「私の強みは、読者目線で情報を構成する力です。noteで月2本のペースで記事を投稿しており、累計PVは3万を超えています。特に『大学生のキャリア選択』をテーマにした記事は1万PVを超え、noteの公式マガジンにも掲載されました。読者がどんな情報を求めているかをコメント欄やアクセスデータから分析し、構成に反映しています。このリサーチ力と文章構成力を、御社メディアの記事企画・執筆に活かしたいと考えています。」
企画・事業開発職の自己PR例文
(300字)
「私の強みは、課題を構造的に分解して解決策を導く力です。所属するゼミで地域活性化プロジェクトに参加した際、『なぜ観光客が増えないのか』という課題に対して、認知→関心→来訪→再訪の4段階に分解して調査しました。その結果、『認知はあるが交通アクセス情報が不足している』というボトルネックを特定。地域のバス会社と連携したアクセスガイドのWeb制作を企画・実行し、観光案内所への問い合わせが前月比40%増加しました。この構造化思考力を御社の事業企画で発揮したいです。」
自己PRで避けるべきNGパターン
- 「コミュニケーション力があります」:曖昧すぎる。何のコミュニケーションか具体化を
- 「何事にも全力で取り組みます」:誰でも言える。証拠が必要
- 「リーダーシップがあります」:肩書き(部長・キャプテン)だけでなく、具体的な行動を
- エピソードが複数ある:1つに絞って深掘りした方が説得力が出る
職種別の自己PR例文集
長期インターンに応募する際の自己PRを、職種別に具体的な例文で紹介します。そのままコピーするのではなく、自分の経験に置き換えて使ってください。
営業職向けの自己PR例文3パターン
パターン1:行動力をアピール(300字)
「私の強みは、目標達成に向けて粘り強く行動する力です。大学の学園祭で模擬店の売上責任者を務め、前年比150%の売上を目標に掲げました。初日の売上が目標の60%にとどまったため、翌日から3つの改善を実施しました。1つ目は、呼び込みの声かけを『いかがですか』から『限定50食です』に変更し、希少性を演出。2つ目は、Instagramのストーリーでリアルタイムに行列の様子を投稿。3つ目は、人通りの多い交差点に看板を追加設置。結果、3日間の合計売上は前年比170%を達成しました。この『数字を見て即座に改善する力』を、御社の営業業務で発揮したいです。」
パターン2:コミュニケーション力をアピール(300字)
「私の強みは、相手の立場に立って考えるコミュニケーション力です。飲食店のアルバイトで、常連のお客様から『いつもの』と注文されるようになるまで、お客様の名前と好みをメモして覚えるようにしました。さらに、お客様との会話の中で聞いたアレルギー情報をスタッフ間で共有するシートを作成。これにより、どのスタッフが対応しても安心して食事していただける体制を整えました。結果、Google口コミの評価が3.5から4.2に向上し、店長から表彰を受けました。お客様の声を聞き、改善につなげるこの力を、御社の営業でクライアントの信頼構築に活かしたいです。」
パターン3:リーダーシップをアピール(300字)
「私の強みは、チームの力を最大化するリーダーシップです。テニスサークルの主将として、部員30名のモチベーション管理に取り組みました。練習参加率が50%に低下した際、部員一人ひとりと面談し、不満や要望をヒアリング。『練習メニューが単調』『試合の機会が少ない』という声を受け、レベル別の練習メニュー導入と月1回の対外試合を企画しました。3ヶ月後に練習参加率は85%に回復し、団体戦でも地区大会ベスト8を達成しました。」
マーケティング職向けの自己PR例文2パターン
パターン1:分析力をアピール(300字)
「私の強みは、データを読み解き、仮説を立てて改善する分析力です。個人で運営していたブログで、月間PVが3ヶ月間横ばいだった時期がありました。Google Analyticsを分析したところ、検索流入の8割が上位3記事に集中していることがわかりました。そこで、上位3記事の関連キーワードで10本の新規記事を作成し、内部リンクで繋げる施策を実施。3ヶ月後に月間PVは3,000から8,000に成長しました。データから課題を特定し、仮説を立てて検証するこの力を、御社のマーケティング業務で活かしたいです。」
パターン2:企画力をアピール(300字)
「私の強みは、ターゲットのニーズを捉えた企画を立てる力です。大学の広報サークルで、オープンキャンパスのSNS企画を担当しました。過去の投稿を分析し、『大学の風景写真』より『在学生の1日ルーティン動画』の方がエンゲージメントが3倍高いことを発見。TikTokで在学生10名の1日密着動画を制作し、シリーズ化しました。合計再生回数は5万回を超え、オープンキャンパスの事前予約数は前年比130%を達成しました。」
エンジニア職向けの自己PR例文2パターン
パターン1:学習速度をアピール(300字)
「私の強みは、新しい技術を素早く習得する力です。大学2年の夏にプログラミングを始め、3ヶ月間でHTML/CSS、JavaScript、Reactを独学で習得しました。学習の進め方としては、まず公式チュートリアルで基礎を学び、次にオリジナルのWebアプリ(タスク管理ツール)を制作。つまずいた箇所はGitHubのIssueやStack Overflowで調べ、自力で解決しました。完成したアプリはポートフォリオとして公開し、GitHubで10スターを獲得しています。未知の技術でもキャッチアップできるこの力を、御社の開発チームで発揮したいです。」
パターン2:問題解決力をアピール(300字)
「私の強みは、技術を使って身の回りの課題を解決する力です。大学のサークルの会計管理がExcel手動入力で非効率だったため、Pythonで自動集計スクリプトを作成しました。毎月3時間かかっていた作業が15分で完了するようになり、会計担当の負担を大幅に軽減しました。さらに、LINEのBotと連携して、メンバーが経費を入力すると自動でスプレッドシートに記録される仕組みも構築。技術を使って実際の課題を解決するこの姿勢を、御社のプロダクト開発でも活かしたいです。」
よくある質問
アルバイト経験しかないのですが、自己PRに使えますか?
もちろんです。「売上向上」「リピート率改善」「新人教育マニュアルの作成」など、主体的に取り組んだ経験であれば十分な自己PR材料になります。
自己PRと志望動機は何が違いますか?
自己PR=「私はこんな人です(強み)」。志望動機=「だからこの企業で働きたい(理由)」。自己PRは自分の話、志望動機は企業への話です。
まとめ
自己PRは「あなたの強みが企業でどう活きるか」を伝えることがゴールです。この記事の例文を参考に、自分だけのPRを完成させましょう。