マーケティングインターンの業務は「SNSの投稿を作る」だけではありません。データ分析、広告運用、コンテンツ企画、効果検証。想像以上に幅広く、知的刺激のある仕事です。ここでは、実際にマーケティングインターンとして働いている学生の1日の流れを、時系列で詳しく紹介します。
マーケティングインターンの1日(出社型・週3日勤務の場合)
| 時間 | 業務内容 | 使うツール |
|---|---|---|
| 10:00 | 出社・Slack確認・メールチェック | Slack、Gmail |
| 10:15 | チーム朝会(15分)。今日のタスクと進捗を共有 | Google Meet |
| 10:30 | 前日の広告パフォーマンスを確認。数値レポート作成 | Meta広告マネージャー、GA4、スプレッドシート |
| 11:30 | SNS投稿の企画・作成(Instagram/X)。画像素材の制作 | Canva、Figma |
| 12:30 | 昼休み(1時間) | — |
| 13:30 | ブログ記事の執筆またはLP改善案の作成 | WordPress、Notion、Google ドキュメント |
| 15:00 | 週次MTG(広告運用の振り返り、来週の施策検討) | Google Meet、Googleスライド |
| 16:00 | A/Bテストの設計・設定。広告クリエイティブの差し替え | Meta広告マネージャー、Google広告 |
| 17:00 | 競合調査・業界トレンドのリサーチ | SimilarWeb、X、各種メディア |
| 17:30 | 日報作成。明日のタスク整理 | Slack、Notion |
| 18:00 | 退勤 | — |
マーケティングインターンの業務カテゴリ
カテゴリ1:SNS運用
Instagram、X(Twitter)、TikTok、LINEなどの企業アカウントを運用します。投稿の企画→制作→投稿→分析のサイクルを週単位で回します。
具体的なタスク:
- 月間の投稿カレンダーの作成
- 投稿用画像・動画の制作(Canva/Figma)
- キャプション(文章)の作成
- 投稿後のエンゲージメント分析(いいね率・保存率・リーチ数)
- フォロワー増加施策の提案(キャンペーン、コラボなど)
カテゴリ2:Web広告運用
Google広告、Meta広告(Facebook/Instagram)、LINE広告などのデジタル広告を運用します。予算管理、ターゲティング設定、クリエイティブのA/Bテストなどが含まれます。
身につくスキル:広告配信プラットフォームの操作、CPA/ROAS/CTRなどの指標理解、予算最適化の考え方
カテゴリ3:コンテンツマーケティング
企業ブログやオウンドメディアの記事を企画・執筆します。SEO(検索エンジン最適化)の知識を実践で学べます。
身につくスキル:キーワードリサーチ、記事構成力、SEOライティング、Google Search Consoleの使い方
カテゴリ4:データ分析
GA4(Googleアナリティクス4)やスプレッドシートを使って、Webサイトのアクセスデータやユーザー行動を分析します。
身につくスキル:GA4の操作、ピボットテーブル、データの可視化、仮説構築と検証のプロセス
カテゴリ5:CRM・メールマーケティング
顧客データベースを活用したメルマガ配信、ステップメールの設計、セグメント配信などを行います。
身につくスキル:メール配信ツールの操作(Mailchimp、HubSpot等)、セグメンテーション、開封率・クリック率の改善
マーケティングインターンで使うツール一覧
| ツール | 用途 | 学習の難易度 |
|---|---|---|
| GA4(Googleアナリティクス4) | Webサイトのアクセス分析 | 中 |
| Google Search Console | 検索パフォーマンスの分析 | 低 |
| Meta広告マネージャー | Facebook/Instagram広告の運用 | 中 |
| Google広告 | リスティング広告の運用 | 中〜高 |
| Canva | 画像・バナーの制作 | 低 |
| Googleスプレッドシート | データ集計・レポート作成 | 低〜中 |
| Notion | タスク管理・ドキュメント作成 | 低 |
| Slack | 社内コミュニケーション | 低 |
入社前にすべてを使える必要はありません。GA4とスプレッドシートの基本操作だけ触っておけば、スタートダッシュが切れます。
マーケティングインターンの時給と収入
時給1,100〜1,500円が相場。週3日勤務(月約96時間)で月収10〜14万円程度です。広告運用の経験を積んで時給が上がるケースもあり、1年後に時給1,500〜1,800円になった例もあります。
マーケティングインターンの就活での強み
- 「データをもとに仮説を立て、施策を実行し、効果を検証した」というストーリーが自然に作れる
- GA4、広告運用などのツールスキルが即戦力として評価される
- 「PDCAサイクルを回した経験」はどの業界の面接でも刺さる
- 広告・メディア業界への就職で、職種指定の配属を狙える
向いている人・向いていない人
向いている人
- 数字を見るのが好き(苦手じゃない程度でOK)
- SNSやWebサービスに日常的に触れている
- 「なぜこの広告は効くのか」と考える習慣がある
- 地道な作業(データ入力・分析)もこなせる
向いていない人
- すべての業務に派手さを求める(地道な分析作業が多い)
- 数字やExcelを見ると眠くなる
- 「正解」をすぐに求めたがる(マーケティングは試行錯誤の連続)
マーケティングインターンの業務内容を職種別に徹底比較
「マーケティングインターン」と一口に言っても、担当する業務は企業によってまったく異なります。主要な4種類の違いを比較します。
| 種類 | 主な業務 | 使うツール | 向いている人 | 時給相場 |
|---|---|---|---|---|
| SEO/コンテンツ | 記事の企画・執筆・リライト | GA4、Search Console、Ahrefs | 文章を書くのが好きな人 | 1,100〜1,500円 |
| SNS運用 | 投稿企画・作成・分析 | Canva、Instagram Insights | SNSが好き、トレンドに敏感な人 | 1,100〜1,400円 |
| 広告運用 | リスティング・SNS広告の運用 | Google Ads、Meta広告マネージャ | 数字を分析するのが好きな人 | 1,200〜1,800円 |
| グロースハック | CVR改善、A/Bテスト、ファネル分析 | Google Optimize、Mixpanel | 仮説検証を繰り返すのが苦にならない人 | 1,300〜2,000円 |
マーケティングインターンの1週間の流れ(SEO担当の場合)
1日の流れは前述の通りですが、1週間単位で見ると以下のようなサイクルで回ります。
| 曜日 | 業務内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 月曜 | 先週の数値レビュー、今週のタスク確認 | GA4で先週公開した記事のPV・滞在時間をチェック |
| 火曜 | 新規記事のキーワード調査・構成案作成 | 検索ボリュームと競合記事を分析し、勝てる構成を設計 |
| 水曜 | 記事の執筆 | 構成案をもとに2,000〜4,000字の記事を執筆 |
| 木曜 | 記事の推敲・入稿・既存記事のリライト | 3ヶ月前に公開した記事で順位が下がっているものをリライト |
| 金曜 | 週次ミーティング、来週の計画策定 | チーム全体の数値と個人の進捗を共有 |
マーケティングインターンで求められる必須スキル
入社前に以下のスキルを身につけておくと、業務にすぐ慣れます。
ライティングの基礎
- PREP法:Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論の繰り返し)で文章を構成する
- 見出しの付け方:検索キーワードを含み、読者がクリックしたくなる見出しにする。「〇〇とは」「〇〇の方法」「〇〇のメリット」が定番
- 文字数の目安:SEO記事は3,000〜5,000字が標準。短すぎると検索順位が上がりにくく、長すぎると読者が離脱する
データ分析の基礎
- PV(ページビュー):記事が何回見られたか。月間1万PVの記事は「当たり記事」
- CVR(コンバージョン率):記事を読んだ人のうち、何%がアクション(会員登録、資料請求等)を取ったか
- 直帰率:1ページだけ見て離脱した割合。直帰率が80%以上なら記事の改善が必要
- 平均滞在時間:読者が記事にどのくらいの時間を使ったか。3分以上なら「しっかり読まれている」証拠
よくある質問
マーケティング未経験でも応募できますか?
ほとんどの企業が未経験歓迎です。入社後に研修があり、ツールの使い方から教えてもらえます。
SNSのフォロワーが少なくても大丈夫ですか?
個人のフォロワー数は関係ありません。大切なのは「なぜこの投稿が伸びたか」を分析する視点です。
文系でもデータ分析はできますか?
はい。マーケティングのデータ分析は高度な統計知識を必要としません。スプレッドシートで割合や前月比を計算できれば十分です。
まとめ
マーケティングの仕事は幅広く、日々学びの連続です。この記事を参考に、自分がどんな業務に興味があるかイメージしてみてください。