コロナ後も長期インターンのリモートワークは定着しています。多くの求人でリモート勤務が可能で、完全フルリモートの求人も増えています。特に地方の大学生や、通学時間が長い学生にとって、リモートインターンは大きな選択肢です。
リモート可能な長期インターンの3タイプ
| タイプ | 特徴 | 割合(推定) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 完全フルリモート | 出社なし。全業務をオンラインで完結 | 10〜15% | 地方在住、通勤が難しい学生 |
| ハイブリッド型 | 週1〜2日出社、残りリモート | 20〜25% | 対面コミュニケーションも欲しい学生 |
| 原則出社(リモート応相談) | 基本は出社だが、テスト期間等はリモートOK | 15〜20% | 通勤圏内だがたまにリモートしたい学生 |
リモートインターンで多い職種
| 職種 | リモート適性 | 理由 |
|---|---|---|
| エンジニア | 非常に高い | PCとネット環境があれば完結。コードレビューもオンラインで可能 |
| ライター・編集 | 非常に高い | 執筆作業は場所を選ばない。取材もオンラインが主流に |
| マーケティング(SNS・SEO) | 高い | SNS運用・記事作成・データ分析はリモートで完結 |
| デザイン | 高い | Figma等のツールでオンライン共同作業が可能 |
| データ分析 | 高い | データベースへのアクセスとPCがあれば場所を問わない |
| カスタマーサポート | 中程度 | チャット・メール対応はリモート可。電話対応は環境による |
| 営業 | 低い | テレアポはリモート可だが、商談同行は出社が必要 |
| 企画・事業開発 | 中程度 | リサーチはリモート可だが、ブレストは対面が効果的 |
フルリモートインターンのメリット
メリット1:通勤時間ゼロ
往復2時間の通勤がなくなれば、週3日勤務で月に約24時間の自由時間が生まれます。この時間を学業やプライベートに充てられるのは大きなメリットです。
メリット2:地方在住でも東京の企業で働ける
地方には長期インターンの求人がほとんどありません。フルリモートなら、北海道からでも沖縄からでも、東京のIT企業やスタートアップで働けます。時給も東京水準(1,200〜1,500円)が適用されるケースが多いです。
メリット3:授業の合間に勤務できる
2限と4限の間の空きコマ(90分〜120分)にリモートで作業する、という働き方が可能です。出社型では不可能な柔軟性です。
メリット4:自分のペースで作業できる
オフィスでの雑談や会議に時間を取られることなく、集中して作業に取り組めます。特にエンジニアやライターなど、一人で集中する時間が必要な職種では生産性が上がります。
フルリモートインターンのデメリット
デメリット1:コミュニケーションが難しい
テキストベースのやり取りでは、ニュアンスが伝わりにくいです。「この依頼は急ぎですか?」「この方向性で合っていますか?」という確認を、対面ならすぐ聞けるのに、Slackでは返信を待つ必要があります。
対策:質問は「はい/いいえ」で答えられる形式にする。週1回はビデオ通話で顔を見て話す。Slackのステータスで「作業中」「質問OK」を明示する。
デメリット2:自己管理力が求められる
出社すれば嫌でも仕事モードになりますが、自宅では誘惑が多いです。YouTube、SNS、ベッド。リモート勤務で成果を出すには、自分を律する力が必要です。
対策:勤務時間中はスマホを別の部屋に置く。作業用のデスクを用意する。ポモドーロテクニック(25分作業→5分休憩)を使う。
デメリット3:成長速度が遅くなるリスク
先輩の仕事を横で見て学ぶ「見て覚える」がリモートでは難しいです。意識的に質問しないと、わからないことがそのままになりがちです。
対策:わからないことはその日のうちにSlackで質問する。「くだらない質問かもしれませんが」と前置きするのは不要。聞く方が早いです。
デメリット4:社会人との人間関係が築きにくい
出社していれば自然に生まれるランチの会話やちょっとした雑談が、リモートでは発生しません。人脈を広げたい人には、ハイブリッド型の方が向いています。
リモートインターンの求人を探す方法
方法1:求人サイトで「リモート」フィルターを使う
Voil、Wantedly、InfrAなどの長期インターン求人サイトでは、勤務形態で「リモート可」「フルリモート」をフィルタリングできます。
方法2:エージェントに「リモート希望」を伝える
Voilのアドバイザーに「フルリモートで働ける企業を探しています」と伝えれば、非公開求人も含めてリモート可能な企業を紹介してもらえます。特に地方在住の場合、エージェント経由の方が選択肢が広がります。
方法3:企業のWantedlyページを直接チェック
興味のある企業のWantedlyページに「リモートOK」の記載がある場合があります。記載がなくても、応募時に「リモート勤務は可能ですか?」と聞いてみる価値はあります。コロナ後にリモート対応を始めた企業は多く、求人票に反映されていないケースもあるからです。
リモートインターンに必要な環境
| 項目 | 最低ライン | 理想 |
|---|---|---|
| PC | 大学のノートPC | メモリ8GB以上のノートPC(エンジニアなら16GB推奨) |
| ネット回線 | ビデオ通話ができる速度(下り10Mbps以上) | 光回線(下り100Mbps以上) |
| 作業環境 | 自室の机 | 外部ディスプレイ、椅子、デスクライト |
| コミュニケーションツール | Slack、Zoom | Notion、Figma等、企業が使うツールに対応 |
| イヤホン・マイク | スマホ付属のイヤホン | ノイズキャンセリング付きヘッドセット |
PCは企業から貸与されるケースもあります。面接時に確認してください。
リモートインターンで成果を出す5つのコツ
- 朝のSlack挨拶を欠かさない:「おはようございます。今日は〇〇と△△に取り組みます」と毎朝投稿。存在感を示す
- 進捗報告をこまめに:完成してから報告ではなく、途中経過を共有。方向性のズレを早期に修正できる
- レスポンスは早く:Slackの返信は5分以内を目標に。「確認します」だけでもOK
- カメラONで会議に参加:顔が見えると信頼感が生まれる。カメラOFFは相手に不安を与える
- 勤務終了時に日報を書く:「今日やったこと」「明日やること」「困っていること」の3点を共有
リモートインターンの職種別リアルな1日
リモートインターンの働き方は職種によって大きく異なります。ここでは3つの職種について、1日のタイムスケジュールを紹介します。
SEOライター(完全リモート)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 10:00 | Slackで出勤報告、今日のタスクを共有 |
| 10:15 | 担当記事のキーワード調査・構成案作成 |
| 12:00 | 昼休憩(大学の授業に出席) |
| 14:00 | 記事の執筆(2,000〜3,000字) |
| 16:00 | チームの週次ミーティング(Google Meet) |
| 17:00 | 記事の推敲・入稿、日報を書いて退勤 |
インサイドセールス(ハイブリッド)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 9:30 | オフィスに出社、朝会でチーム目標を確認 |
| 10:00 | テレアポリストの準備 |
| 10:30 | 架電業務(午前30件が目標) |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 架電業務(午後20件が目標) |
| 15:00 | アポが取れた案件のヒアリングシート作成 |
| 16:00 | 上司との1on1(架電の振り返り) |
| 17:00 | 翌日のリスト準備、日報提出、退勤 |
フロントエンドエンジニア(完全リモート)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 10:00 | デイリースタンドアップ(15分) |
| 10:15 | GitHubでアサインされたIssueを確認、実装開始 |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | コードレビューのフィードバックを反映 |
| 15:00 | 新機能の実装 |
| 17:00 | Pull Requestを作成、レビューを依頼 |
| 17:30 | 翌日のタスクを整理して退勤 |
よくある質問
地方の大学からフルリモートインターンに受かりますか?
はい、地方在住であることを理由に不採用になることはほぼありません。むしろ「地方からでも主体的に働きたい」という姿勢は好印象です。
リモートインターンでもガクチカに書けますか?
もちろんです。「リモート環境で〇〇の成果を出した」「非対面のコミュニケーションで△△を工夫した」というエピソードは、テレワークが普及した現在、むしろ評価される傾向にあります。
カフェや大学の図書館で勤務してもいいですか?
企業のセキュリティポリシーによります。公共Wi-Fiの使用を禁止している企業もあります。また、ビデオ会議が頻繁にある業務では、周囲の騒音が問題になります。自宅が理想的ですが、企業に確認してください。
まとめ
リモートインターンは場所の制約をなくしてくれる大きなチャンスです。自己管理力を意識しながら、自分に合った働き方を見つけましょう。